ナカボテック、前期経常を32％上方修正、配当も60円増額

　ナカボーテック <1787> [東証Ｓ] が4月18日大引け後(18:10)に業績・配当修正を発表。22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の8.3億円→10.9億円(前の期は13億円)に31.9％上方修正し、減益率が36.6％減→16.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の7.8億円→10.5億円(前年同期は13.1億円)に33.6％増額し、減益率が40.2％減→20.1％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の160円→220円(前の期は330円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当期につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の低迷等の下振れ要因があった一方、港湾及びＲＣ分野で期初から大型案件の出件が相次ぎ、通期の売上高は前回予想を上回る見込みとなりました。　また、主要な原材料であるアルミニウム価格高騰の影響を受けながらも増収により、営業利益、経常利益及び当期純利益につきましても、上記の通り前回予想を上回る見込みです。

　　当社は、株主への中長期的な利益還元を充実させるため、配当性向70%を目途として株主配当を実施することとしております。　当期の期末配当予想につきましては、上記業績予想の修正を踏まえ、1株当たり220円に修正いたします。