米国の長期金利が2.6%に突入してきました。
米国長期金利がこの水準に達するのは約3年ぶりで、コロナ前の水準を回復したことになります。2020年以降、コロナにより世界的に景気が悪化、過去に例の無い金融緩和が実施されました。その結果、株価は大きく上昇、世界的にバブルになったわけです。そこで2022年に入り、金融緩和を止めて、金融引き締めに政策が変わったわけですから、中長期で見ると株価は下がりやすくなるでしょう。
ただ、金融引き締めに転じたからといって、すぐに株価が下落したり、景気が悪化したりするわけではありません。もちろんタイムラグが生じます。今はまさにそのタイムラグの入り口かもしれません。
こうやって考えると、金融緩和だった2021年と金融引き締めの2022年の相場では大きな変化でそうです。金融緩和だった頃は、資金がジャブジャブですので、どんな銘柄でも、多少割高でも買われていたのですが、金融引き締めに変わった2022年は、
【実態が伴う割安でかつ成長が期待できそうな銘柄】に買われる銘柄が絞られるのではないかと考えています。
具体的にお伝えすると・・・
【大型株でPERが20倍以下で増益基調が続く銘柄】です。
逆に金融緩和だけで買われていたような、実態のともなわない新興株や業績が悪化している銘柄というのは、2022年は厳しいかもしれません。いずれにせよ、今年に関しては、かなり業績やPERなどの株価水準が意識される可能性が高いです。
特に個人投資家に人気の【フワフワした値動きの荒いだけの銘柄】に関してはなかなか株価が上がらない可能性が高いかもしれませんので十分に注意しておきましょう。
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