■今後の見通し
● 2022年3月期の業績見通し
酒井重工業<6358>は、世界的に建設機械の需要回復が進展するなか、足元の業績が好調に推移していることから、2022年2月に連結業績予想の上方修正を発表した。売上高で26,000百万円(前期比20.2%増)、営業利益で1,200百万円(同71.1%増)、経常利益で1,250百万円(同89.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で850百万円(前期は4百万円の利益)と予想している。
依然としてコロナ禍の影響が不透明であるものの、国内は防災・減災や国土強靭化計画などを背景に需要は堅調に推移すると同社では予想している。海外についても、米国の巨大インフラ整備計画やASEAN及び新興諸国の経済対策等により、世界的に建設機械の需要回復が進んでいる。一方で、鋼材等の部材価格高騰やコンテナ運賃の高騰によるコスト増を見込んでおり、その多くが第4四半期の売上原価として計上される見通しである。このため、上方修正後の通期予想は慎重な見通しとなっている。しかし、営業利益は第4四半期(会計期間)に35百万円以上で達成するなど控えめな印象であることから、利益予想がさらに上方修正される可能性もあると弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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● 2022年3月期の業績見通し
酒井重工業<6358>は、世界的に建設機械の需要回復が進展するなか、足元の業績が好調に推移していることから、2022年2月に連結業績予想の上方修正を発表した。売上高で26,000百万円(前期比20.2%増)、営業利益で1,200百万円(同71.1%増)、経常利益で1,250百万円(同89.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で850百万円(前期は4百万円の利益)と予想している。
依然としてコロナ禍の影響が不透明であるものの、国内は防災・減災や国土強靭化計画などを背景に需要は堅調に推移すると同社では予想している。海外についても、米国の巨大インフラ整備計画やASEAN及び新興諸国の経済対策等により、世界的に建設機械の需要回復が進んでいる。一方で、鋼材等の部材価格高騰やコンテナ運賃の高騰によるコスト増を見込んでおり、その多くが第4四半期の売上原価として計上される見通しである。このため、上方修正後の通期予想は慎重な見通しとなっている。しかし、営業利益は第4四半期(会計期間)に35百万円以上で達成するなど控えめな印象であることから、利益予想がさらに上方修正される可能性もあると弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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