ダウ平均は上げ一服 ボーイングが下落=米国株序盤

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/03/21 22:56
NY株式21日(NY時間09:46)
ダウ平均   34710.41(-44.52 -0.13%)
ナスダック   13894.88(+1.04 +0.01%)
CME日経平均先物 27170(大証終比:+440 +1.62%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は先週からの上げが一服して始まている。市場は引き続きウクライナ情勢の動向に関心を集中させているが、ロシア軍が苦戦していることもあり、市場は楽観的なムードが広がっている。引き続き停戦交渉の行方を監視している状況。

 一方、先週はFOMCをきっかけに市場にはリスク選好のムードが広まり、株式市場はそれまでの下げを取り戻す展開が見られた。先週は2020年11月以来の最高の週となった。約1カ月前のウクライナ危機発生で生じた損失をすべて取り戻し、停戦交渉に対する楽観的な見方と割安なバリュエーションの魅力が投資家を引き戻している。

 ただ、先週の反転とボラティリティ低下が持続できるかが最大の注目点ではある。市場からは、「供給懸念によるコモディティ価格の歴史的高騰は緩和される気配がなく、インフレに対する警戒感は温存されている。景気回復を軌道に乗せながら物価上昇圧力を抑えるために先週、FRBは基本的にもっとやらなければならないことを市場に告げた。一方で、FRBの積極姿勢で経済が減速し、ソフトランディングが実現しないことも恐れている」との声も聞かれる。

 市場の弱気派からは、最近の反発はたちの悪い弱気相場のあや戻しで、売却もしくは、よりディフェンシブなポジションを築く好機との指摘も出ている。米経済は拡大期の後期にあり、この反発を利用してポジションをよりディフェンシブに組み直すべきだという。

 ボーイング<BA>が下落しダウ平均を圧迫。中国東方航空が運航するボーイング737-800NGが中国南西部の広西チワン族自治区で墜落。同機には132人が搭乗していた。

ボーイング<BA> 181.39(-11.44 -5.93%)

アップル<AAPL> 165.14(+1.16 +0.71%)
マイクロソフト<MSFT> 299.57(-0.86 -0.29%)
アマゾン<AMZN> 3223.06(-1.95 -0.06%)
アルファベットC<GOOG> 2740.42(+4.39 +0.16%)
テスラ<TSLA> 935.31(+29.92 +3.30%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 212.07(-4.42 -2.04%)
AMD<AMD> 116.17(+2.71 +2.38%)
エヌビディア<NVDA> 266.30(+1.77 +0.67%)
ツイッター<TWTR> 37.14(-0.63 -1.67%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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