ウクライナ侵攻で株価暴落したときの注意点【西村剛】

著者:西村剛
投稿:2022/02/15 17:00

ここ数日、ウクライナ情勢が緊迫化してきています。

一部報道によると16日にもロシアがウクライナに侵攻する可能性があると報じられており、日本株もここ数日波乱の展開が予想されます。もしかするとこの記事を読んだ明日には、本当にロシアがウクライナに侵攻しているかもしれません・・・

仮にロシアが本当にウクライナに侵攻した場合、感情や勘に基づいてトレードしている投資家は、

「戦争が起こったのだから株を売らなきゃ!」
「どうなるか分からず怖いから株を売らなきゃ!」

といったように、パニックに陥り、持ち株を売却しようと慌てるかもしれません。

しかし、そうやって起こった暴落こそシステムトレーダーのチャンスです!システムトレーダーは過去の株価データをもとに統計的に有効な売買ルールでトレードを機械的に行ないます。投資家の感情としては買うのが怖いタイミングでも、システムトレーダーは、

【このタイミングで買えば利益につながりやすい!】というのが過去の検証で分かっているので、暴落時でも売買ルールにしたがってトレードを行なうわけです。

ですので、感情でトレードする普通の投資家と投資行動が真逆になり、暴落時が大チャンスとなるわけです。特に今のような下げ相場では、投資家心理はかなり冷え込んでおり、そのような状況のなかでロシアがウクライナに侵攻すれば、株価は短期間で急落することが想定されます。

投資家の恐怖と言う感情によって引き起こされた暴落は、事態が落ち着くとともに急速に株価も戻す場合がほとんどです。過去の株価データで検証しているシステムトレーダーはこれがわかっています。

ですので、今か今かと暴落を待ちわびているのです。仮にロシアが本当にウクライナに侵攻し株価が暴落したタイミングが大チャンスです。うまく底を見極められれば大きな利益につながります。

実際に株価が暴落した時は慌てず冷静にトレードすることを心掛けましょう。システムトレーダーのあなたは逆張り戦略の大チャンスです。しっかりとリスク管理を徹底しシグナル通りトレードしていきましょう。しっかりと暴落をチャンスに変えましょうね。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想