大正薬ＨＤ、今期経常を16％下方修正

　大正製薬ホールディングス <4581> が2月1日昼(12:30)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比53.5％減の114億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の185億円→155億円(前期は259億円)に16.2％下方修正し、減益率が28.7％減→40.3％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の105億円→115億円(前期は133億円)に9.5％上方修正し、減益率が21.1％減→13.6％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の142億円→112億円(前年同期は70.8億円)に21.0％減額し、増益率が2.0倍→59.1％増に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比23.6％増の72.7億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の6.7％→6.9％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース