<動意株・26日>(大引け)=テセック、電子材料、ブレインPなど
テセック<6337.T>=大幅反発。25日の取引終了後、22年3月期第3四半期累計(21年4~12月)の決算を発表し、売上高は53億400万円(前年同期比2.3倍)、営業損益は11億6600万円の黒字(前年同期5億3700万円の赤字)で着地。朝方安く寄り付いたものの、その後は決算内容を好感した買いが入り急速に戻りに転じた。半導体需要の拡大が追い風となるなか、中国をはじめとする主要市場において顧客基盤拡大に向けた受注活動を展開し、受注高は前年同期比2.5倍と想定以上の増加になったという。なお、通期の売上高は77億円(前期比2.2倍)、営業損益は15億円の黒字(前期4億4800万円の赤字)の見通し。
日本電子材料<6855.T>=底入れ反転の兆し。75日移動平均線をサポートラインに下げ止まりトレンド転換の兆しをみせている。半導体検査用プローブカードの専業大手で、ここ日米ともに半導体セクターへの売り圧力が高まるなか、同社株も調整を余儀なくされていた。しかし、きょうはレーザーテック<6920.T>など半導体主力株が売られ過ぎの反動でリバウンドをみせるなか、中小型で好業績が際立つ同社株にも押し目買いが流入している。NAND型フラッシュメモリー向けプローブカードが好調で22年3月期営業利益は従来予想から大幅に増額、前期比58%増の42億1100万円を見込んでいるが、市場では一段の上振れが有力との見方が出ている。
ブレインパッド<3655.T>=3日ぶり反発。人工知能(AI)を活用したデータ分析を強みに企業の経営を支援するコンサルティングビジネスを展開しているが、足もとの業績は会社側想定を上回って好調に推移している。同社は、25日取引終了後、22年6月期上期(21年7~12月)の業績予想(今期から単独ベースに移行)の修正を発表した。経常利益は従来予想の5億1000万円から6億7800万円(前年同期連結は2億5600万円)に大幅増額した。また、22年6月期通期業績予想は売上高が86億円(前期連結は71億100万円)、経常利益は12億5000万円(同8億8300万円)を計画している。経常利益は3期ぶりの過去最高更新となる見通しだ。
IMV<7760.T>=反発。一時89円高の593円まで値を飛ばし注目を集めた。同社は自動車業界を主要顧客に振動試験装置や計測器の製造販売を行い、受託試験サービスにも展開している。車載用リチウムイオン2次電池の充放電の性能試験などでも実績が高く、電気自動車(EV)普及局面で収益機会の拡大が期待されている。EV用2次電池の開発で先駆するパナソニック<6752.T>が、2023年にもEV用で航続距離が従来よりも大幅に長い新型リチウムイオン電池を量産する計画にあることが伝わるなか、IMVにとっても商機が高まるとの思惑がある。成長戦略にも積極的で、直近策定の24年9月期を最終年度とする中期経営計画では売上高146億円(前期実績115億7600万円)、営業利益15億円(同10億6700万円)を掲げている。時価予想PERは9倍台と割安なだけに上値余地が意識されている。
エーアイ<4388.T>=急動意。25日の取引終了後、同社の高品質音声合成エンジン「AITalk」が、シャノン<3976.T>子会社のジクウが提供するメタバース型バーチャルイベントサービス「ZIKU」に採用されたと発表しており、これが好感されている。「ZIKU」は、アバターを用いて展示空間をゲーム感覚で歩き回ることのできるバーチャルイベントサービス。今回の「AITalk WebAPI」と「ZIKU」との連携により、来場者がブースに接近した際の出展社側からの定型的な勧誘音声や、展示パネルの説明音声作成機能として利用できるようになり、出展社は管理画面上からテキスト入力することで、簡単に音声を作成することが可能となる。また同時に、「AITalk」が国税庁が運営するYouTubeチャンネル「国税庁動画チャンネル」に採用されたとも発表した。動画のナレーション音声作成に「AITalk 声の職人 パッケージ版」が採用されたとしている。
コメリ<8218.T>=大幅高で5日続伸。同社は25日取引終了後、22年3月期第3四半期(10~12月)の連結営業利益が73億円となり、前年同期の69億円を上回って過去最高額を更新したと発表した。顧客の住環境改善ニーズが高く、リフォーム資材・エクステリア用品などの核カテゴリーが堅調だった。第3四半期累計(4~12月)の連結営業利益は251億2200万円だった。「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年との比較は記載されていない。通期計画275億円(前期比8.6%減)に対する進捗率は91.4%に達した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
日本電子材料<6855.T>=底入れ反転の兆し。75日移動平均線をサポートラインに下げ止まりトレンド転換の兆しをみせている。半導体検査用プローブカードの専業大手で、ここ日米ともに半導体セクターへの売り圧力が高まるなか、同社株も調整を余儀なくされていた。しかし、きょうはレーザーテック<6920.T>など半導体主力株が売られ過ぎの反動でリバウンドをみせるなか、中小型で好業績が際立つ同社株にも押し目買いが流入している。NAND型フラッシュメモリー向けプローブカードが好調で22年3月期営業利益は従来予想から大幅に増額、前期比58%増の42億1100万円を見込んでいるが、市場では一段の上振れが有力との見方が出ている。
ブレインパッド<3655.T>=3日ぶり反発。人工知能(AI)を活用したデータ分析を強みに企業の経営を支援するコンサルティングビジネスを展開しているが、足もとの業績は会社側想定を上回って好調に推移している。同社は、25日取引終了後、22年6月期上期(21年7~12月)の業績予想(今期から単独ベースに移行)の修正を発表した。経常利益は従来予想の5億1000万円から6億7800万円(前年同期連結は2億5600万円)に大幅増額した。また、22年6月期通期業績予想は売上高が86億円(前期連結は71億100万円)、経常利益は12億5000万円(同8億8300万円)を計画している。経常利益は3期ぶりの過去最高更新となる見通しだ。
IMV<7760.T>=反発。一時89円高の593円まで値を飛ばし注目を集めた。同社は自動車業界を主要顧客に振動試験装置や計測器の製造販売を行い、受託試験サービスにも展開している。車載用リチウムイオン2次電池の充放電の性能試験などでも実績が高く、電気自動車(EV)普及局面で収益機会の拡大が期待されている。EV用2次電池の開発で先駆するパナソニック<6752.T>が、2023年にもEV用で航続距離が従来よりも大幅に長い新型リチウムイオン電池を量産する計画にあることが伝わるなか、IMVにとっても商機が高まるとの思惑がある。成長戦略にも積極的で、直近策定の24年9月期を最終年度とする中期経営計画では売上高146億円(前期実績115億7600万円)、営業利益15億円(同10億6700万円)を掲げている。時価予想PERは9倍台と割安なだけに上値余地が意識されている。
エーアイ<4388.T>=急動意。25日の取引終了後、同社の高品質音声合成エンジン「AITalk」が、シャノン<3976.T>子会社のジクウが提供するメタバース型バーチャルイベントサービス「ZIKU」に採用されたと発表しており、これが好感されている。「ZIKU」は、アバターを用いて展示空間をゲーム感覚で歩き回ることのできるバーチャルイベントサービス。今回の「AITalk WebAPI」と「ZIKU」との連携により、来場者がブースに接近した際の出展社側からの定型的な勧誘音声や、展示パネルの説明音声作成機能として利用できるようになり、出展社は管理画面上からテキスト入力することで、簡単に音声を作成することが可能となる。また同時に、「AITalk」が国税庁が運営するYouTubeチャンネル「国税庁動画チャンネル」に採用されたとも発表した。動画のナレーション音声作成に「AITalk 声の職人 パッケージ版」が採用されたとしている。
コメリ<8218.T>=大幅高で5日続伸。同社は25日取引終了後、22年3月期第3四半期(10~12月)の連結営業利益が73億円となり、前年同期の69億円を上回って過去最高額を更新したと発表した。顧客の住環境改善ニーズが高く、リフォーム資材・エクステリア用品などの核カテゴリーが堅調だった。第3四半期累計(4~12月)の連結営業利益は251億2200万円だった。「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年との比較は記載されていない。通期計画275億円(前期比8.6%減)に対する進捗率は91.4%に達した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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