JFEコンテ、今期経常を25%上方修正

配信元:株探
投稿:2022/01/19 15:00
 JFEコンテイナー <5907> [東証2] が1月19日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の16億円→20億円(前期は24.3億円)に25.0%上方修正し、減益率が34.3%減→17.9%減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の12億円→9億円(前期は18.3億円)に25.0%下方修正し、減益率が34.5%減→50.8%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.4億円→10.4億円(前年同期は15.5億円)に61.7%増額し、減益率が58.3%減→32.6%減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 昨年末よりドラム缶の主要な材料である鋼材の価格が、需給の逼迫により近年例のないレベルまで高騰しております。当社としてはお客様に丁寧にご説明してこれを販売価格に転嫁させていただくことに取り組んで参りましたが、販売価格への反映実現までの時間差による収益悪化は避けられないものと認識し、2021年7月28日に営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前年度実績を大きく下回る予想を開示いたしました。その後、コロナ禍からの経済回復を受けてドラム缶需要が予想以上に堅調に推移したこともあり2021年10月28日には業績予想を上方修正いたしました。今回、鋼材価格高騰の販売価格への転嫁についてお客様に概ねご理解をいただくことにより一定程度の実現ができる見通しとなり、従来から取り組んできた品種構成改善やコストダウンも成果をあげてきたことから、これらを踏まえてこの度、業績予想を売上高、営業利益、経常利益について再度修正いたします。また、本日“連結子会社の解散に関するお知らせ”を開示いたしましたが、この措置により当社は2022年3月期において一部算定中ですが杰富意金属容器(上海)有限公司の固定資産の減損及び従業員に対する経済補償金等を特別損失として計上する予定で、これに伴い親会社株主に帰属する当期純利益について業績予想を下方修正いたします。※上記の予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。今後、開示すべき事項が発生した場合は、速やかに公表いたします。
配信元: 株探

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