コーセーＲＥは一時年初来高値も下げに転じる、配当予想を上方修正も材料出つくし

　コーセーアールイー<3246.T>は年初来高値を更新する７４０円まで一時上昇したが、寄り付きの買いが一巡した後は下げに転じている。同社は８日取引終了後、２２年１月期の年間配当予想を２３円から２５円（前期は１５円）に上方修正すると発表した。足もとの業績推移を受け、通期業績予想を上回る見込みとなったためとし、これを好感した買いが先行した。ただ、これまで好業績への期待で買い進まれていたため、材料出尽くし感も出ているようだ。

　あわせて発表した２２年１月期第３四半期累計（２～１０月）連結営業利益は８億９７００万円（前年同期比２．１倍）だった。通期計画８億９２００万円（前期比１８．３％増）を超過したが、新型コロナウイルス感染症などの影響により景気は不透明な状況が続くことが見込まれるとして、通期見通しを据え置いたとしている。

出所：MINKABU PRESS