郵船など海運株が業種別値上がり率トップに、バルチック指数が下げ止まる◇
日本郵船<9101.T>など大手をはじめ海運株が総じて買い優勢の展開となり、東証1部の業種別騰落で33業種中値上がり率トップとなっている。海運セクターはPERが1~2倍という超割安水準にあるほか、配当利回りも郵船が10%超、商船三井<9104.T>が12%超という記録的に高い水準にある。これを拠りどころに株価を大きく上昇させたが、ここ最近は信用買い残の急増に伴う株式需給悪や、海運市況がピークをつけたとの思惑もあって株価の上値が重くなっている。しかし、足もとでは鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数が下げ止まる動きをみせており、これが買い戻しを誘発している。バルチック指数は直近、6月初旬以来となる2400台まで水準を切り下げたものの、前週後半から下げ止まる兆しをみせている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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