セコニック、上期経常は3.9倍増益・通期計画を超過、今期配当を見送り

配信元:株探
投稿:2021/11/12 15:00
 セコニック <7758> [東証2] が11月12日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.9倍の1億6200万円に急拡大し、通期計画の1億5000万円に対する進捗率が108.0%とすでに上回り、さらに前年同期の28.8%も超えた。

 会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は1200万円の赤字(前年同期は1億0400万円の黒字)に転落する計算になる。

 また、TCSアライアンスによるTOBに伴い、従来20円を計画していた期末一括配当を見送る方針とした。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の6700万円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.5%→3.7%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社は、本日開催の取締役会において、本公開買付けに賛同の意見を表明するとともに、当社の株主の皆様が本公開買付けに応募することを推奨する旨の決議をいたしました。なお、当該取締役会決議は、本公開買付け及びその後の一連の手続により当社株式が上場廃止となる予定であることを前提として行われたものです。詳細については、本日別途公表いたしました「当社の関係会社であるTCSホールディングス株式会社の完全子会社であるTCSアライアンス株式会社による当社株式に対する公開買付けに係る賛同の意見表明及び応募推奨に関するお知らせ」をご参照ください。当社は、将来の事業拡大と収益性の向上をはかるために必要な内部留保資金を確保するとともに、収益の状況を勘案しつつ安定的な配当を継続していくことを基本方針としておりましたが、本公開買付けの決済後の 2022 年3月 31 日を基準日とした配当を行う場合、本公開買付けに応募する株主の皆様と本公開買付けに応募しない株主の皆様との間に経済的差異が生じる可能性があるため、本日開催の取締役会において、本公開買付けが成立することを条件に、既に公表している 2022 年3月期の配当予想を修正し、2022 年3月期の期末配当を行わないことを決議いたしました。
配信元: 株探

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