NY株式市場(11日)ダウ平均は節目の3万6100ドル台を回復か⁈ー米国10年債利回りは1.57%台で強含み
11日のニューヨーク株式市場でダウ平均は買い戻し先行で取引が始まりそうだ。
ダウ平均は前日までの2日続落で300ドル以上下落した反動から主力株中心に買い戻される銘柄が目立ちそうだ。寄り付きでは、節目の3万6100ドル台を回復する場面が見られよう。
ダウ平均構成銘柄では、低調な決算を発表したウォルト・ディズニーの株価に注目が集まりそう。ウォルト・ディズニーが10日に発表した7-9月期決算は売上高・最終損益ともに好調だったものの、注目されていた動画配信サービス「ディズニー+」の会員数の伸びが鈍化したことから時間外取引で軟調に推移しており、ダウ平均の上値を抑えそうだ。
引き続き、前日に発表された10月の消費者物価指数が前年同月比で6.2%上昇し1990年以来の高い伸びとなったことから、インフレ懸念が根強い相場環境は継続するだろう。米国10年債利回りが1.57%台で強含んでいることも積極的な買いを見送らせる要因として意識されやすい1日となる。
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