富士急、上期経常は黒字浮上も対通期進捗は過去平均を下回る

配信元:株探
投稿:2021/11/04 15:00
 富士急行 <9010> が11月4日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は2.2億円の黒字(前年同期は36.2億円の赤字)に浮上したが、通期計画の21.1億円に対する進捗率は10.7%にとどまり、5年平均の85.8%も下回った。

 会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比8.8倍の18.8億円に急拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は9.4億円の黒字(前年同期は0.1億円の赤字)に浮上し、売上営業利益率は前年同期の1.3%→11.0%に急改善した。

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