<動意株・22日>(前引け)=新日本科学、セブン工業、ディスコ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/10/22 11:35
<動意株・22日>(前引け)=新日本科学、セブン工業、ディスコ  新日本科学<2395.T>=上げ足早め新値追い。21日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を159億8200万円から174億円(前期比15.2%増)へ、営業利益を25億5000万円から38億円(同50.3%増)へ、純利益を39億円から49億円(同33.8%増)へ上方修正したことが好感されている。抗体医薬や核酸医薬、遺伝子治療薬などバイオ医薬品の開発競争が創薬ベンチャーを含めて世界的に激化しており、同社の強みである霊長類(サル)試験の需要が拡大していること受けて、上期に主力の前臨床事業の売上高が計画を上回ったことが要因。また、豊富な受注残高を背景に、試験室が高稼働となり売上高総利益率が改善したことも寄与する。

 セブン工業<7896.T>=ストップ高。21日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)単独業績について、売上高が66億円から69億5400万円(前年同期比10.3%増)へ、営業利益が7000万円から1億4600万円(同3.8倍)へ、純利益が6500万円から1億3900万円(同2.3倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。木構造建材事業における受注が拡大したことに加えて、収益性改善の取り組みが奏功したという。

 ディスコ<6146.T>=3日ぶり反発。21日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高1160億8200万円(前年同期比39.5%増)、営業利益399億5800万円(同71.1%増)、純利益285億9200万円(同72.2%増)となり、従来予想の営業利益341億円を上回って着地したことが好感されている。半導体メーカーの設備投資が引き続き活発なことを受けて、アジア地域を中心に精密加工装置であるダイシングソー、グラインダの出荷が高い水準で推移したことが牽引した。また、顧客の設備稼働率が高水準で推移したことで、消耗品である精密加工ツールの出荷額も引き続き堅調に推移した。なお、中間配当は199円と前年同期に比べて83円の増配となる。第3四半期累計(4~12月)業績予想は、売上高1756億円(前年同期比37.6%増)、営業利益588億円(同60.3%増)、純利益426億円(同66.2%増)を予想している。

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出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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