◆ “円売り”と“ドル売り”が交錯 - 114円台
昨日は「典型的なリスク選好時の動き(円売り+ドル売り)」が目立ちました。
まず“円売り”が先行したことから、東京タイム序盤には“17年11月以来の高値(114.699円)”へと駆け上がる動きが見られています。
一方でその後は“ドル売り”が目立ったことで、NYタイム中盤には“114.079円”へ押し下げられる場面も見られました。
もっとも“綱引き”ということから方向感が定まることはなく、ドル円は“114円台”で膠着に終始しているのが実状といえます。
◆ 基本は“膠着”でしょうが…?
米10年債利回りは“5月20日以来の水準(1.67%)”へと上昇する場面が見られるなど、依然として上昇機運は続いています。
一方で「好内容の米企業決算」も続いており、昨日のNYダウは“150ドル超”の上昇を見せています。
“円売り+ドル売り”で交錯した昨日ですが、金利/リスクの双方からは“円売り+ドル買い”にいつ移行してもおかしくない…?
そうなると“ドル買い遅れ”との思惑が、再び台頭してもおかしくないことに…。
“高値警戒感”もありますので、目先は“膠着(114円台での揺れ動き)”と見るのが妥当でしょう。
それでも「高値でも付いていく(いかざるを得ない?)」となる可能性には、引き続き注意しておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:115.187(17/3/14高値、+2σ)
上値4:115.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:114.879(17/3/15高値)
上値2:114.733(17/11/6高値、10/20高値《年初来高値》)
上値1:114.662(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:114.333
下値1:114.079(10/20安値、ピボット1stサポート)
下値2:113.952(10/14~10/20の50%押し、大台)
下値3:113.882(10/19安値、+1σ)
下値4:113.776(10/14~10/20の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:113.620(10/15安値)
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