NY株式市場(7日)米国10年債利回りは再び1.54%台に上昇ー債務上限問題で共和党が一時延長案を表明
7日のニューヨーク株式市場でダウ平均は3日続伸して取引が始まりそうだ。
取引開始前に発表された週間ベースの新規失業保険申請件数は、32.6万件と市場予想(34.9万件)以上に減少したことから、週末の雇用統計を前に雇用環境の改善期待が高まろう。ダウ平均は寄り付きで節目の3万4500ドル台を回復して取引が始まりそうだ。
連邦政府の債務上限問題を巡っては、米共和党の上院トップのマコネル院内総務が連邦政府の債務上限を12月まで一時的に延長する案を表明したことから、混迷が続く与野党間の協議に進展期待が高まろう。与野党協議に協力を拒んできた民主党側が受け入れれば、18日にも政府債務がデフォルト(債務不履行)に陥る危機は、一旦回避できる見通しになることも想定しておきたいタイミングだ。
ただ、朝方の新規失業保険申請件数の発表を受けた米国10年債利回りが1.54%台に再び上昇する場面が見られたことは、ハイテク株の上値を抑える要因として意識されそう。ダウ平均は、朝方の買いが先行する局面でチャート分析上の上値抵抗ラインとして意識される20日移動平均線(3万4463ドル)を捉えたあとに目先的な戻りのめどと見られる100日移動平均線(3万4686ドル)の手前で上値が抑えられやすいほか、明日の雇用統計に内容を見極めたいとの姿勢から一段と買い上がる動きは限定的になりそうな一日となる。
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