古野電、上期経常を一転64%増益に上方修正、通期も増額、配当も15円増額

配信元:株探
投稿:2021/09/22 15:30
 古野電気 <6814> が9月22日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。22年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益を従来予想の15億円→32億円(前年同期は19.5億円)に2.1倍上方修正し、一転して63.6%増益見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の30億円→45億円(前期は47.7億円)に50.0%上方修正し、減益率が37.2%減→5.8%減に縮小する見通しとなった。

 同時に、今期の上期配当を従来計画の10円→20円に大幅増額し、下期配当も従来計画の15円→20円に増額修正した。年間配当は40円(前期は40円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第2四半期連結累計期間の業績は、欧米を中心に想定以上に販売が好調に推移していることに加え、利益率の改善が計画を上回って推移したことにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が、いずれも当初予想を上回る見込みであることから、第2四半期連結累計期間の業績予想を上記のとおり修正することといたしました。今後の事業環境は、部材需給の逼迫や新型コロナウイルス感染症の再拡大等、不透明な状況が続くと見られますが、当社業績は当初予想よりも上回ることが見込まれることから、通期の連結業績予想も修正いたします。 なお、業績予想の前提となる第3四半期以降の為替レートにつきましては、当初の想定レート(米ドル110円、ユーロ125円)からの変更はありません。

  当社は、利益配分につきまして中期経営計画(2021年2月期~2023年2月期)で、連結配当性向30%以上を安定的に実現できる経営基盤の構築を目標に掲げております。この目標のもと、中間配当につきましては、2022 年2月期第2四半期の利益水準や財政状況を勘案し、1株当たり10円増配し、20円とすることにいたしました。 また、期末配当につきましても、前述の連結業績予想の修正に記載したとおり、売上、利益ともに前回予想を上回る見込みであることから、直近の予想から5円増配し、20円に修正いたします。これにより1株当たりの年間配当金は、中間配当金20円と合わせ40円となります。(注)上記の予想は、公表時点で入手可能な情報に基づく当社の経営陣による将来の予測であり、潜在的なリスクや不確定要素を含んだものです。そのためさまざまな要素により、記載された見通しと異なる結果となり得ることをご承知おきください。
配信元: 株探

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