午後:債券サマリー 先物は続落、米債券安や株高が影響
17日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。前日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことや、この日の日経平均株価が反発したことが影響した。
16日に発表された米8月小売売上高や9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予想を上回り、米景気の鈍化懸念が後退したことから同日の米長期金利は一時1.35%付近まで上昇。これを受けた東京市場は債券先物に売りが先行し、寄り付き直後に151円65銭まで軟化する場面があった。ただ、国内はあすから3連休となるほか、来週21~22日には米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合が開かれるとあって、一方向には持ち高を傾けにくく下値は限定的だった。とはいえ、日経平均株価の上昇が重荷となったことから戻りは鈍く、債券先物はマイナス圏で推移。この日は日銀の国債買いオペや財務省の国債入札がなく、新たな手掛かり材料に乏しかったことも投資家の動きの鈍さにつながった。
先物12月限の終値は前日比7銭安の151円71銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.045%と約2カ月半ぶりの高水準をつけた。
出所:MINKABU PRESS
16日に発表された米8月小売売上高や9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予想を上回り、米景気の鈍化懸念が後退したことから同日の米長期金利は一時1.35%付近まで上昇。これを受けた東京市場は債券先物に売りが先行し、寄り付き直後に151円65銭まで軟化する場面があった。ただ、国内はあすから3連休となるほか、来週21~22日には米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合が開かれるとあって、一方向には持ち高を傾けにくく下値は限定的だった。とはいえ、日経平均株価の上昇が重荷となったことから戻りは鈍く、債券先物はマイナス圏で推移。この日は日銀の国債買いオペや財務省の国債入札がなく、新たな手掛かり材料に乏しかったことも投資家の動きの鈍さにつながった。
先物12月限の終値は前日比7銭安の151円71銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.045%と約2カ月半ぶりの高水準をつけた。
出所:MINKABU PRESS
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