◆ 前日とは一転… - “109円後半”に巻き戻し
前日の“ドル全面安”から一転、昨日は“ドル全面高”の様相を示しました。
“悪化(事前予想は△0.8%)”が見込まれた米小売売上高が、その予想を大いに覆す“好内容(+0.7%)”となったからです。
「足元の米景況悲観は往き過ぎ」「早期の米テーパリング観測再燃」との見方がにわかに台頭する中、低下していた米10年債利回りは“上昇(一時1.35%)”。
そして“金利選好→ドル買い”を背景に、ドル円は“109.823円”へと値を戻していきました。
◆ 期待は高まるが、収斂圧力は無視できない…?
こうして“下げ止まり”との認識は台頭しやすく、“もう一段の買い戻し”も期待できる局面へと移行しつつあるようにも見えます。
ただテクニカル的に見ると、“昨日高値”水準には“日足・一目均衡表先行スパン下限/基準線/転換線(109.761-782円)”、さらに“20日/50日/100日移動平均線(109.855-906円)”が固まって展開しています。
「主要テクニカル群」ともいえる当該水準には“収斂圧力”がかかりやすく、特に本日は週末(東京市場は3連休前)というスケジュール感でもあります。
突破できれば“もう一段の買い戻し”は十分に期待される局面ではありますが、“(大台回復は)来週に持ち越し”と見るのが妥当といえるかもしれませんね。
新たな材料でも跳び出さない限りは…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.191(日足・一目均衡表先行スパン上限、9/14高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:110.082(+1σ)
上値3:110.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:109.934(9/8~9/15の61.8%戻し、20日/50日移動平均線)
上値1:109.823(9/16高値、100日/20週移動平均線)
前営業日終値:109.740(日足・一目均衡表先行スパン下限/基準線/転換線、週足・一目均衡表転換線、100月移動平均線)
下値1:109.664(-1σ)
下値2:109.569(週足・一目均衡表基準線)
下値3:109.374(月足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット1stサポート)
下値4:109.292(-2σ)
下値5:109.214(9/16安値)
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