午前:債券サマリー 先物は反発、新発10年債の取引成立せず

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/09/15 12:18
 15日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。様子見ムードの強い状況に変わりはなく、上下はわずか5銭の狭いレンジで推移した。

 債券先物は小高くスタート。米8月消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を下回ったことなどを背景に、14日の米長期債相場が上昇(金利は低下)した流れが波及した。明日米8月小売売上高の内容を見極めたいとして、持ち高を一方向に傾ける動きは限られていることから上値は限定的だったが、日経平均株価が軟調に推移したことが相場を支えた。なお、日銀は「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」を対象とする国債買いオペを通知した。

 午前11時の先物12月限の終値は前日に比べ6銭高の151円80銭だった。現物債市場では、新発10年債の取引がまだ成立していない。

出所:MINKABU PRESS
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