川辺---1Q増収、巣ごもり需要の影響によるディフューザー等が好調に推移

配信元:フィスコ
投稿:2021/08/11 14:06
川辺<8123>は10日、2022年3月期第1四半期(21年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.5%増の22.44億円、営業損失が2.43億円(前年同期は2.81億円の損失)、経常損失が2.26億円(同2.45億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が2.14億円(同1.02億円の損失)となった。

身の回り品事業の売上高は前年同期比2.4%減となった。このうち、ハンカチーフの売上高は同5.7%減となった。まん延防止等重点措置や4月25日からの3回目の緊急事態宣言による同社直営店や主要百貨店の時短営業、関西地区の土日休業などが売上に大きく影響したことと、同社におけるハンカチーフのカテゴリーに分類されるマスクの需要が前年ほど売上を構築できなかった。スカーフ・マフラーの売上高は同78.5%増となった。春夏スカーフ市場の繁忙期である母の日需要を中心に、売上を構築することができた。タオル・雑貨の売上高は同1.6%増となった。TV通販・EC事業を中心に巣ごもり需要による売上を構築することができた。

フレグランス事業の売上高は前年同期比71.8%増となった。巣ごもり需要の影響によるディフューザー等の商材も好調に推移したことと、前年の4月前半から5月後半までの百貨店を中心とした売場休業による反動があった。

一方、事業全体では前年同期と比べ増収し、営業損益、経常損益についても改善したが、前年同期に計上した投資有価証券売却益の影響により、親会社株主に帰属する四半期純損益は減益となった。

2022年3月期の連結業績予想については、現時点においては、新型コロナウイルスの収束時期及び緊急事態宣言等の感染拡大防止施策の実施状況が今後も不確実であることから合理的な数値にて開示することが困難であるため未定とし、合理的に予想可能となった時点で速やかに公表するとしている。


<EY>
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