ASB機械、今期経常を42%上方修正・4期ぶり最高益、配当も40円増額

配信元:株探
投稿:2021/08/06 16:00
 日精エー・エス・ビー機械 <6284> が8月6日大引け後(16:00)に決算を発表。21年9月期第3四半期累計(20年10月-21年6月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の79.8億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の66億円→94億円(前期は46.6億円)に42.4%上方修正し、増益率が41.4%増→2.0倍に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.9億円→38.9億円(前年同期は30.4億円)に3.6倍増額し、一転して27.9%増益計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の60円→100円(前期は60円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の24.7億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の13.9%→25.8%に急上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社業績は全世界的に堅調な受注を背景に好調に推移しております。売上高が過去最高値の大幅更新達成に向けて順調に推移するとともに、生産性の改善進展に伴い採算性が向上し、また、コロナ禍の影響継続により大規模展示会が中止になるなど営業費用が抑制されました。その結果、営業利益は金額、利益率ともに従来予想より大幅に改善する見込みです。更に、円安の進行により為替の換算差益が発生しております。 このような状況に鑑み、2020年11月11日公表の通期連結業績予想を上記のとおり修正いたします。

  当社は、配当政策を最重要経営課題の一つとして認識しております。また、配当金額は当社並びにグループ企業の経営環境や業績動向を考慮して、収益及び財務状況に応じて適正に決定されるべきものと考えておりますが、これと同時に安定的な配当の継続維持も念頭においております。 2021年9月期の配当予想につきましては、上記の方針に基づき総合的に勘案した結果、年間配当を1株当たり40円増配し100円とすることといたしました。※ 本書に記載した業績予想数値等は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき判断した見通しであり、実際の業績等は、様々な要因により異なる場合があります。
配信元: 株探

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