2日の日本株市場は米株安が重荷となるものの、先週末の大幅な下落に対する自律反発が意識されそうだ。7月30日の米国市場ではNYダウが149ドル安だった。中国テクノロジー株の下落を受けた警戒感や疾病対策センター(CDC)が新型コロナウイルス変異株「デルタ」に水ぼうそう並みの感染力があり、従来のコロナウイルスよりも重症化する可能性を警告したため回復への警戒感も再燃。アマゾンドットコムが予想を下回る決算が嫌気されて急落しており、他の大型ハイテク株への売りに繋がっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の27450円。円相場は1ドル109円70銭台で推移している。
アマゾンドットコムは7%を超える急落となっており、ハイテク株への売りに波及しているが、これについては時間外の急落によって先週末の日経平均の500円近い下落という形で織り込まれていることから、想定内といったところ。月末安のアノマリーが通過する一方で、月初の買いへの期待も少ながらず意識されやすく、いったんは自律反発を見せてくる可能性はありそうである。
日経平均は先週の下落によって支持線として期待されていた27500円水準を割り込み、再び5月安値を意識したボトム圏に。27000円~27500円のレンジが意識されやすく、売り方にとっては27000円割れを想定したポジション取りとなる。なお、52週線が
26973円辺りに位置していることもあり、オーバーシュート気味に下落する場面においては、52週線でのサポートを想定した押し目狙いのスタンスに。一方で、シカゴ先物は27450円で終えており、27500円処での底堅さが意識されてくるようであれば、ショートカバーも期待されてくるだろう。
もっとも、決算発表が本格化するなかで積極的なポジションは取りづらく、決算を手掛かりとした日替わり的な物色にとどまろう。また、先週末はファナック<6954>が決算を受けて急落となったが、足元で調整が続いていたことあって需給面からも売り仕掛けやすかったと考えられる。好決算ながらもイレギュラー的に下落している銘柄などに対しては、押し目を狙うスタンスとなるだろう。
<AK>
アマゾンドットコムは7%を超える急落となっており、ハイテク株への売りに波及しているが、これについては時間外の急落によって先週末の日経平均の500円近い下落という形で織り込まれていることから、想定内といったところ。月末安のアノマリーが通過する一方で、月初の買いへの期待も少ながらず意識されやすく、いったんは自律反発を見せてくる可能性はありそうである。
日経平均は先週の下落によって支持線として期待されていた27500円水準を割り込み、再び5月安値を意識したボトム圏に。27000円~27500円のレンジが意識されやすく、売り方にとっては27000円割れを想定したポジション取りとなる。なお、52週線が
26973円辺りに位置していることもあり、オーバーシュート気味に下落する場面においては、52週線でのサポートを想定した押し目狙いのスタンスに。一方で、シカゴ先物は27450円で終えており、27500円処での底堅さが意識されてくるようであれば、ショートカバーも期待されてくるだろう。
もっとも、決算発表が本格化するなかで積極的なポジションは取りづらく、決算を手掛かりとした日替わり的な物色にとどまろう。また、先週末はファナック<6954>が決算を受けて急落となったが、足元で調整が続いていたことあって需給面からも売り仕掛けやすかったと考えられる。好決算ながらもイレギュラー的に下落している銘柄などに対しては、押し目を狙うスタンスとなるだろう。
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関連銘柄
銘柄名称 | 株価 | 前日比 |
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6954
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4,528.0
(04/26)
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+73.0
(+1.63%)
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