日経VI:低下、株価伸び悩みで警戒感は継続

配信元:フィスコ
投稿:2021/07/21 16:00
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は21日、前日比-0.37pt(低下率1.67%)の21.85ptと上昇した。なお、高値は22.47pt、安値は20.18pt。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が大幅反発した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は買いが先行。日経225先物は上昇し、日経VIは低下して始まった。その後、午前の中頃から日経225先物が伸び悩んだこともあり、4連休を前にした市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが継続し、日経VIは低下幅を縮め、昼前からは前日終値をはさんだ動きとなった。

日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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配信元: フィスコ