クックビズ、今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で65%の赤字

配信元:株探
投稿:2021/07/12 15:00
 クックビズ <6558> [東証M] が7月12日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年11月期の最終損益(非連結)を従来予想の2億1300万円の赤字→5億0200万円の赤字(前期は5億9900万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を64.9%毀損する規模となった。ただ、通期の営業損益は従来予想の2億0800万円の赤字→4000万円の赤字(前期は6億1500万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
 なお、12-5月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。

 同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。

 ※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 昨年来、新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響が継続しており、飲食業界を取り巻く環境は厳しい状況が続いております。数度にわたる緊急事態宣言、まん延防止等重点措置による営業自粛、時短営業の要請、酒類提供の禁止が継続されておりますが、これらは当社が当初想定する計画を超えて外部環境が推移したことから結果的に、これらの外部要因を十分に織り込んだ計画とはなっておりませんでした。政府の度重なる要請により、時短営業や休業を余儀なくされる飲食事業者も多く、人材採用ニーズの回復にもうしばらく時間がかると予想されることから、今期中は影響が継続するものとして、業績予想を修正いたします。売上高の見通しにおいては、政府の新型コロナウィルス対策が酒類提供禁止や人数制限まで踏み込んだ飲食事業者に厳しい措置であり、個人利用、法人利用とも飲食機会の提供が制限され、飲食事業者の採用ニーズが停滞していることから、ワクチン接種率の伸長など明るい兆しはあるものの、当面はこのトレンドが継続していくと保守的に見積もることとします。セグメント別売上では、人材紹介事業は753~813百万円から473~515百万円、求人広告事業は502~542百万円から477~515百万円への見直しを行います。当初計画では4月頃から徐々に飲食事業者の採用ニーズが回復していくシナリオを想定しておりました。一方で事業面では、オンラインによる営業活動、求職者とのオンライン面談が定着してきたことで、社内業務の効率化を進め、余剰となったオフィススペースの見直しを行い、集客費用の見直しなどによるコスト削減を進めつつ、当初計画には含めていなかったアフターコロナに向けた飲食事業者のDX推進のための戦略的な先行投資を実施してまいりますが、修正後の販売費及び一般管理費は1,395百万円と当初計画比で▲118百万円削減できる見込みです。新型コロナウィルス感染症の拡大が継続し、依然として不透明な事業環境が継続していることから、2021年11月期の業績予想につきましては、修正後もレンジでの開示を維持しております。売上高の上限値について緊急事態宣言又はまん延防止等重点措置が8月下旬以降、発出されないことを前提としている一方で、下限値については、緊急事態宣言又はまん延防止等重点措置が11月末まで繰り返し発令されることを前提としております。以上の結果、売上高は950~1,030百万円(前回公表値より▲325~▲305百万円減)、営業利益は▲454~▲374百万円(前回公表値より▲213~▲198百万円減)、経常利益は▲459~▲379百万円(前回公表値より▲211~▲196百万円減)となる見込みです。※資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等はさまざまな要因により大きく異なる可能性があります。以 上
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