ポンド買い先行も押し戻される、欧州株は軟調=ロンドン為替概況
ポンド買い先行も押し戻される、欧州株は軟調=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ポンド買いが先行したが、押し戻されている。週末にはハンコック前英保健相がスキャンダルで引責辞任。新たに就任したジャビット保健相が、早期の行動制限措置の解除に向けて前向きの姿勢を示したことが好感された。また、週末の報道で英物流業界の人手不足が物価上昇につながりやすいとの指摘があったことや、米半導体大手による英半導体設計企業の買収計画などの報道がポンド買いにつながった面も指摘されていた。ポンドドルは1.39台乗せから1.3940近辺に高値を更新、ポンド円も154円台乗せから154.20台まで買われた。しかし、欧州株が次第に売りに押される展開となっており、ポンド買いは一服。現実のデルタ変異種の感染拡大への警戒は払しょくされていないようだ。ユーロドルは1.39台前半での取引のなかで、1.1940台へとやや買い戻しの動きがみられた。ユーロ円は132円台に再び乗せている。東京市場での下落をロンドン市場では消す動きに。ドル円は110.70付近での揉み合い。東京市場からはやや下げ渋りも、値幅は限定的。
ドル円は110円台後半での取引。東京市場で110.85近辺から110.62レベルまで軟化したが、ロンドン時間に入ると下げ渋り。110.70-75レベルで取引されている。欧州株が軟調に推移しており、調整ムードが広がっているが、為替市場でのリスク回避の動きにはつながっていない。
ユーロドルは1.19台前半での取引。東京市場で1.1920レベルまで下押しされたが、ロンドン時間に入ると買い戻しの動きが入っている。一時1.1945レベルまで反発。その後は1.1930-40レベルでの揉み合いに落ち着いている。ユーロ円も反発。東京市場で132円台割れへと軟化したあと、ロンドン市場では132.20台まで買い戻しが入った。対ポンドでは序盤に売りが入ったが、すぐに下げ渋っている。この日発表された5月独輸入物価指数は前月比+1.7%、前年比+11.8%といずれも前回から一段と上昇した。パネッタECB理事は、インフレの2次的波及リスクは引き続き限られている、経済が過熱に向かう道筋はみられていない、など慎重な姿勢を示した。
ポンドドルは1.39台前半での取引。東京市場からじり高の動きとみせていたが、ロンドン時間に入ると買いが勢い付いている。1.39台乗せから1.3940レベルまで高値を伸ばした。ポンド円も153円台後半から154.20台まで買われた。ユーロポンドは序盤に0.8560台まで下落した。足元ではポンド買いの動きは一巡し、揉み合いとなっている。週末にはハンコック前英保健相がスキャンダルで引責辞任。新たに就任したジャビット保健相が、早期の行動制限措置の解除に向けて前向きの姿勢を示している。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
ロンドン市場は、ポンド買いが先行したが、押し戻されている。週末にはハンコック前英保健相がスキャンダルで引責辞任。新たに就任したジャビット保健相が、早期の行動制限措置の解除に向けて前向きの姿勢を示したことが好感された。また、週末の報道で英物流業界の人手不足が物価上昇につながりやすいとの指摘があったことや、米半導体大手による英半導体設計企業の買収計画などの報道がポンド買いにつながった面も指摘されていた。ポンドドルは1.39台乗せから1.3940近辺に高値を更新、ポンド円も154円台乗せから154.20台まで買われた。しかし、欧州株が次第に売りに押される展開となっており、ポンド買いは一服。現実のデルタ変異種の感染拡大への警戒は払しょくされていないようだ。ユーロドルは1.39台前半での取引のなかで、1.1940台へとやや買い戻しの動きがみられた。ユーロ円は132円台に再び乗せている。東京市場での下落をロンドン市場では消す動きに。ドル円は110.70付近での揉み合い。東京市場からはやや下げ渋りも、値幅は限定的。
ドル円は110円台後半での取引。東京市場で110.85近辺から110.62レベルまで軟化したが、ロンドン時間に入ると下げ渋り。110.70-75レベルで取引されている。欧州株が軟調に推移しており、調整ムードが広がっているが、為替市場でのリスク回避の動きにはつながっていない。
ユーロドルは1.19台前半での取引。東京市場で1.1920レベルまで下押しされたが、ロンドン時間に入ると買い戻しの動きが入っている。一時1.1945レベルまで反発。その後は1.1930-40レベルでの揉み合いに落ち着いている。ユーロ円も反発。東京市場で132円台割れへと軟化したあと、ロンドン市場では132.20台まで買い戻しが入った。対ポンドでは序盤に売りが入ったが、すぐに下げ渋っている。この日発表された5月独輸入物価指数は前月比+1.7%、前年比+11.8%といずれも前回から一段と上昇した。パネッタECB理事は、インフレの2次的波及リスクは引き続き限られている、経済が過熱に向かう道筋はみられていない、など慎重な姿勢を示した。
ポンドドルは1.39台前半での取引。東京市場からじり高の動きとみせていたが、ロンドン時間に入ると買いが勢い付いている。1.39台乗せから1.3940レベルまで高値を伸ばした。ポンド円も153円台後半から154.20台まで買われた。ユーロポンドは序盤に0.8560台まで下落した。足元ではポンド買いの動きは一巡し、揉み合いとなっている。週末にはハンコック前英保健相がスキャンダルで引責辞任。新たに就任したジャビット保健相が、早期の行動制限措置の解除に向けて前向きの姿勢を示している。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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