午前：債券サマリー 先物は反落、長期金利０．０５５％に上昇

　２４日午前の債券市場で、先物中心限月９月限は反落。日経平均株価が底堅く推移していることが影響した。

　２３日に発表された米国の６月製造業・購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値は６２．６と予想を上回った改善となったことを背景に景気拡大の期待が高まったことを受け、同日の米長期金利（価格は安い）が上昇。この流れを引き継ぐかたちで日経平均株価が底堅い動きとなり、安全資産とされる債券には売りが出やすかった。また、この日は財務省が実施する２０年債入札を控え動きにくさもあって軟調に推移した。

　午前１１時の先物９月限の終値は前日比５銭安の１５１円６３銭となった。１０年債の利回りは、前日と比べ０．００５％上昇の０．０５５％だった。



出所：MINKABU PRESS