決算プラス・インパクト銘柄・引け後 … トリケミカル、はてな、ワシントンＨ (5月31日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の5月28日から5月31日の決算発表を経て6月1日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　はてな <3930>
　21年7月期の連結経常利益を従来予想の1億0500万円→2億1600万円(前期は2億7900万円)に2.1倍上方修正し、減益率が62.4％減→22.6％減に縮小する見通しとなった。

★No.2　ゼネラルパ <6267>
　21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結経常利益は前年同期比38.8％増の7億7300万円に拡大し、通期計画の7億5000万円に対する進捗率が103.1％とすでに上回り、さらに5年平均の66.9％も超えた。

★No.3　トリケミカル <4369>
　22年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比12.3％増の12.3億円に伸び、2-7月期(上期)計画の18.8億円に対する進捗率は65.6％に達し、5年平均の48.7％も上回った。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<3930> はてな 　　　　東Ｍ　　 +5.19 　　5/31　　　3Q　　　-11.98
<6267> ゼネラルパ 　　ＪＱ　　 +4.24 　　5/31　　　3Q　　　 38.78
<4369> トリケミカル 　東１　　 +3.55 　　5/31　　　1Q　　　 12.28
<4691> ワシントンＨ 　東２　　 +2.69 　　5/31　本決算　　　　　－

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした6月1日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース