ダイオーズ、前期経常を赤字縮小に上方修正

配信元:株探
投稿:2021/05/14 17:15
 ダイオーズ <4653> が5月14日大引け後(17:15)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の20.2億円の赤字→14億円の赤字(前の期は14.8億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の16.5億円の赤字→21.3億円の赤字(前の期は10.1億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の6.8億円の赤字→0.6億円の赤字(前年同期は7.4億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.特別損失の計上について当社の連結子会社であるDaiohs U.S.A., Inc.では新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、いくつかの支店において、過去の企業買収に関連した無形固定資産及び有形固定資産が、事業環境の変化に伴う収益性の低下があることから、将来の収益見込みを検討しました。その結果、その一部(13億92百万円)を減損損失として、特別損失に計上することといたしました。なおこの他に、2020年11月16日発表の2021年3月期第2四半期決算短信に記載の通り、Daiohs U.S.A., Inc.において取得を予定していた顧客関連資産の手付金(1億59百万円)を減損損失として特別損失に計上しております。2.業績予想修正の理由米国部門においては感染拡大の影響が長期化したことから、売上高が大きく減少する一方利益面は経費抑制が進みましたが、親会社株式に帰属する当期純利益は「1.特別損失(減損損失)の計上について」に記載した無形固定資産及び有形固定資産に関する減損損失により、前回発表した予想値を下回る見込みです。この状況を受け、通期連結業績予想を修正することといたしました。※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。なお、2021年3月期の通期連結決算及び2022年3月期の連結業績予想の開示は、2021年5月17日を予定しております。
配信元: 株探

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