ムサシ、前期最終を一転赤字に下方修正

　ムサシ <7521> [ＪＱ] が4月27日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年3月期の連結最終損益を従来予想の1億4000万円の黒字→3100万円の赤字(前の期は8億6500万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の2億4600万円の黒字→7500万円の黒字(前年同期は3400万円の赤字)に69.5％減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年3月期の業績予想につきまして、売上高は、新型コロナウイルス感染の拡大が当初の予想より長期化した影響により、印刷機材や貨幣処理機器および情報用紙などの販売が落ち込み、前回予想を下回る見込みです。また、利益面においては、2度目の緊急事態宣言の影響が当社想定より大きく、印刷機器・材料の販売減に伴う収益性の低下と選挙機材を除く各商品の販売が低調に推移したことにより、前回予想を下回る見込みです。なお、個別業績につきましては、連結子会社からの受取配当金の計上により、経常利益と当期純利益が当初予想よりも増加する見込みです。（注）本資料に記載されている予想値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。