小森、前期経常を赤字縮小に上方修正

配信元:株探
投稿:2021/04/27 15:00
 小森コーポレーション <6349> が4月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の19億円の赤字→13億円の赤字(前の期は34.8億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の21億円の赤字→22億円の赤字(前の期は254億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の12.3億円の赤字→6.3億円の赤字(前年同期は28億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2021年3月期通期連結業績予想数値の修正(2020年4月1日~2021年3月31日) 2021年3月期連結業績予想は、売上増加に伴う営業損失の良化に加え、為替レートが想定より円安で推移したことによる為替差益が発生し、経常損失が前回発表予想より30%程度改善する見込みとなっております。一方で、親会社株主に帰属する当期純損失につきましては、特別利益(負ののれんの発生益)の計上があるものの特別損失(減損損失)の計上などの影響を受けて、前回発表予想から損失が1億円程度拡大する見通しです。2021年3月期通期個別業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日) コロナウイルス感染症の影響で、売上高が減少したものの、前期に実施したサービスパーツの棚卸資産評価方法の変更による売上原価への影響が当期はないことや、緊急事業体質強化策実施による販売費の削減などの効果により、営業損失で良化する見込みです。経常損失は、為替差損益の前期との差異などにより改善しており、当期純損失は経常損失までの差異に加え、前期に実施した減損処理とそれに伴う繰延税金資産の取り崩しについて、今期はその発生がないため、大幅に良化する見込みです。配当予想 配当予想につきましては、変更はありません。※業績予想数値につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。                                                                
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