新興市場銘柄ダイジェスト:HPCシステムズは大幅に3日ぶり反発、ディ・アイ・システムがストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2021/04/19 16:17
<3857> ラック 1088 +47
大幅反発。21年3月期の営業利益を従来予想の15.10億円から21.10億円(前期実績17.67億円)に上方修正している。セキュリティー対策への意識の高まりから、教育・訓練サービスや診断サービスが想定以上に伸長した。巧妙なサイバー攻撃の増大により緊急対応サービスが拡大したことも営業利益拡大に寄与する見通し。一方、長期滞留仕掛品評価損12.48億円を特別損失として計上することから、純利益は10.00億円から3.00億円(同10.91億円)に引き下げた。

<2411> ゲンダイAG 302 -3
一時急伸で年初来高値。22年3月期の営業損益予想を3.00億円の黒字(前期実績2.90億円の赤字)と発表している。年間配当予想は7.00円(前期は無配)。今期は新型コロナウイルスの影響がピークアウトすることを背景に、主力の広告事業の回復が見込まれる。年間を通じて緊急事態宣言や同レベルの強い営業制限や外出制限などが発出されないと仮定している。ただ、朝方の急伸後は利益確定売りに押されて下落に転じている。

<4421> ディ・アイ・システム 1100 +150
ストップ高。21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の営業利益を従来予想の1.06億円から1.70億円(前年同期比実績0.98億円)に上方修正している。エンジニアの工数を効率的に稼働させたことから売上原価が削減するほか、人件費・経費の削減に努めたことも利益を押し上げる見込み。通期予想は1.81億円で据え置いているが、通期計画に対する引き上げ後の上半期予想の進捗率は94%となっており、下半期以降の更なる上振れが期待される形に。

<8903> サンウッド 622 +44
大幅に反発。21年3月期の営業利益を従来予想の7.00億円から8.55億円(前期実績8.49億円)に上方修正している。不動産開発事業で新築分譲マンションを中心に販売が好調に推移したほか、リノベーション事業も在宅勤務の強化を契機に住宅取得機運が高まり、過去最高のセグメント業績となる見込みとなったため。期末配当は従来予想の25.00円から30.00円(前期末実績25.00円)に増額修正した。年間配当も同額となる。

<6257> 藤商事 925 +43
大幅に3日ぶり反発。21年3月期の営業損益を従来予想の10.00億円の赤字から3.60億円の黒字(前期実績20.54億円の赤字)に上方修正している。新規大型タイトルとして発売したパチンコ遊技機「Pとある魔術の禁書目録(インデックス)」の販売が堅調に推移し、累計販売台数が前回発表予想(6万5000台)を上回る7万台となる見込みとなったため。原価低減や経費圧縮も黒字転換に寄与した。

<6597> HPCシステムズ 3365 +407
大幅に3日ぶり反発。産業分野の素材・材料研究開発や創薬研究向けにスーパーコンピューター「富岳」を計算資源とするSoftware as a Service(SaaS)サイエンスクラウドの有償サービス実証、アプリケーション実装サービスを本格的に開始したと発表している。今後、化学シミュレーションのヘビーユーザーのほか、これから計算化学を始める研究者や開発者向けに計算化学コンサルティングや計算支援サービスを提供する。 <ST>
配信元: フィスコ

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