シュッピン、前期経常を32%上方修正、配当も5円増額

配信元:株探
投稿:2021/04/19 15:00
 シュッピン <3179> が4月19日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の12.3億円→16.3億円(前の期は17.3億円)に32.0%上方修正し、減益率が28.8%減→5.9%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の6.8億円→10.8億円(前年同期は6.1億円)に57.6%増額し、増益率が11.5%増→75.7%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の11円→16円(前の期は16円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2021年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大による店舗臨時休業や消費マインドの一時的低下を受け、第1四半期は厳しい環境が続きましたが、第2四半期以降コロナ環境下においても更なるEC強化の為の投資を継続し、買取時におけるAI顔認証本人確認の導入や、時計、筆記具事業におけるEC情報発信機能強化の為の店舗・オフィスの拡張移転(「1カテゴリ=1オフィス」)、商品掲載数、コンテンツの拡充等を図ったことで、主力のカメラ事業、時計事業においてECでの新品、中古品の買取、販売が順調に推移し、利益が大きく改善いたしました。 第3四半期においても、メーカー各社からフルサイズミラーレス新製品が発売される中、愛好家のお客様がより楽しんでレビュー、投稿等を行える「EC+CGM」を導入し、ECでの売上高好調が持続し、四半期ベースでの過去最高営業利益額、率を更新いたしました。 第4四半期においては、緊急事態宣言再発出される中ではありましたが、カメラ事業EC売上高が引き続き順調に推移し、時計事業についても第3四半期において戦略的に行った在庫ラインナップ拡充が販売に大きくつながり、通年で前回予想の売上高を上回る見通しであります。 また、売上総利益率も計画以上の改善を維持し、費用のコントロールもできていることで、売上総利益、営業利益以下の各利益で売上高以上に前回予想を大きく上回る見通しであります。(注)上記の業績予想は、当社が発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は予想数値と異なる可能性があります。

  2021年3月期の配当予想につきましては、期初の業績予想に対して利益額で大きく上回るものの、新型コロナ影響もあり、前期実績から減益見込みでございますが、株主の皆様への継続的な還元を重視し、業績予想修正内容及び配当性向等を総合的に勘案し、1株当たり11円から5円増配し16円に修正することといたしました。
配信元: 株探

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