サイバリンクス Research Memo(6):自己資本比率は49.5%へ上昇

配信元:フィスコ
投稿:2021/04/07 15:06
サイバーリンクス<3683>の業績動向

3. 財務状況
2020年12月期末の総資産は10,053百万円(前期末比415百万円増)となった。このうち、流動資産は6,411百万円(同1,400百万円増)となったが、主に現金及び預金の増加477百万円、受取手形及び売掛金の増加852百万円などによる。固定資産は3,642百万円(同985百万円減)となったが、主にソフトウェアの償却等による無形固定資産の減少308百万円、解約による保険積立金の減少などによる投資その他の資産の減少791百万円による。また、流動負債は2,681百万円(同208百万円増)、固定負債は2,324百万円(同365百万円減)となったが、主に買掛金の増加221百万円、短期借入金等の減少200百万円、長期借入金の減少304百万円による。この結果、負債合計は5,006百万円(同157百万円減)となった。

純資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上などによる利益剰余金の増加561百万円等により5,047百万円(同572百万円増)となった。この結果、2020年12月期末の自己資本比率は49.5%(前期末45.9%)となった。

4. キャッシュ・フローの状況
2020年12月期の営業活動によるキャッシュ・フローは740百万円の収入であったが、主な収入は税金等調整前当期純利益973百万円、減価償却費640百万円、仕入債務の増加221百万円等で、主な支出は売上債権の増加852百万円等であった。投資活動によるキャッシュ・フローは333百万円の収入であったが、主な収入は保険積立金の解約による収入701百万円等で、主な支出は有形固定資産の取得222百万円、無形固定資産の取得149百万円であった。財務活動によるキャッシュ・フローは595百万円の支出であったが、主な支出は長期借入金の返済による支出304百万円、短期借入金の純減額200百万円、配当金の支払額82百万円等であった。

この結果、期中に現金及び現金同等物は477百万円増加し、現金及び現金同等物の期末残高は1,863百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)


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