あみやき、今期経常は黒字浮上へ

配信元:株探
投稿:2021/04/02 07:30
 あみやき亭 <2753> が4月2日朝(07:30)に決算を発表。21年3月期の連結経常損益は10億円の赤字(前の期は19.4億円の黒字)に転落したが、22年3月期は3.5億円の黒字に浮上する見通しとなった。

 同時に、従来未定としていた前期の期末一括配当を20円実施するとし、今期の年間配当は未定とした。

 直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比43.5%減の2.2億円に落ち込み、売上営業損益率は前年同期の4.5%→-14.3%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2020年2月以降の新型コロナウイルス感染症拡大により、4月に政府から緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出自粛要請や自治体から出された飲食店に対する休業要請や営業時間短縮要請により、消費者の外食へのマインドに大きな変化が生じました。その後一時的に感染が落ち着いたことや10月に開始されたGoToイートキャンペーンにより、当社グループ店舗への来店客数も昨年秋頃は持ち直したかに見えましたが、11月以降再び新型コロナウイルス感染症が拡大し始め、年末年始の売上高減少は想定を上回ることとなりました。また、1月には緊急事態宣言が再度発出され、営業時間短縮等の要請により、当社の属する外食産業は大きな打撃を受けました。当社では、当初より政府自治体からの要請に誠実に対応する一方、グループ店舗におきましては、「消毒や換気の徹底」、「職員のマスク着用徹底」、「可能な限り座席間隔の確保」、「可能な限り間仕切りの設置」等の基本的な衛生対策を徹底し、感染症拡大防止を着実に実行してまいりました。また、「ランチ営業店舖の拡大」や、これまで実施していなかった「テイクアウトメニューの開発、販売」、「屋外席の設置」等、様々な営業強化策を実施してまいりましたが、減少する売上をカバーするには至らず、収益面でも売上高減少が主原因となり、営業利益、経常利益とも大幅な減少となりました。当期純利益につきましても、店舗関連の固定資産減損損失を積み増した結果、連結業績及び個別業績とも前期実績値との差異が生じることとなりました。

 当社は、株主の皆さまに対する利益還元を経営の重点施策の一つと認識しております。株主の皆さまへの適正な利益配分を実施するとともに、将来の事業拡大を実現するための内部留保の確保を行い、業績を勘案しながら安定的な配当を行うことを基本方針としております。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2021年3月期は経常損失を計上することとなりましたが、当社では収益力の回復に向け、さらなる財務基盤の安定が急務であると考え、誠に遺憾ではございますが、期末配当のうち普通配当は1株当たり10 円とさせていただくことといたしました。また、弊社は2020年6月に会社創業25周年を迎えることができました。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。つきましては、株主の皆様のご支援にお応えするため、2021年3月の期末配当におきまして、1株当たり10円の記念配当を実施することといたしました。したがいまして、2021年3月31日を基準とする期末配当におきまして、普通配当10円に記念配当10円を加え、期末の1株当たりの配当を20円とさせていただくことといたしました。なお、期末配当につきましては、2021年6月に開催予定の定時株主総会におきまして、付議する予定であります。
配信元: 株探

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