◆ オープニング時を除けば… - “膠着”変わらず
「トルコリラ急落」に巻き込まれたオープニング時を除けば、昨日のドル円は“静か”でした。
「株安の連鎖」はストップ、一方の「米10年国債利回り」も動意づくことはなかったからです。
このため“リスク選好→円売り”と“金利選好後退→ドル売り”が交錯する格好となり、前記オープニング時を除く変動値幅は“わずか20銭強”に留まりました。
◆ 本日も「公聴会」くらいしか…?
本日は「パウエルFRB議長&イエレン財務長官・議会証言」が予定されていますが、逆にいえばそれくらいしか目ぼしい材料は見当たらないということになります。
さらに昨日公表されたパウエル議長の準備原稿によれば、『米景気回復は想定していたよりも早いものの、労働市場回復への道程はまだ険しい』というものでした。
つまり「FOMC後の記者会見(17日)」とスタンスは変わっておらず、そうなると“波乱要因”として機能するかは微妙です。
5日には『長期金利上昇はインフレ懸念ではない』『力強い米景気回復への期待』とイエレン財務長官は述べていますので、同様の発言が飛び出せば“もう一段の利回り上昇”は十分に期待されるところです。
しかしそれを期待するのは現時点で“早計”といわざるを得ず、ましてやそれまでは“より動きづらい”と見るのが自然…?
“108.60-50円”には「分厚い厚いドル買いオーダー」、“109.00-10円”には「まとまった規模のドル売りオーダー」が並んでいると聞き及ぶ状況でもあります。
“上値の重さ”より“底堅さ”が上回るとは考えますが、特に本日は“膠着(揺れ動き)”と見るのが妥当かもしれません。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.690(20/6/8高値)
上値4:109.361(3/15高値、3/17高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:109.296(3/18高値)
上値2:109.116(3/19高値、50月移動平均線、+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:108.952(3/22高値、200週移動平均線、大台、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:108.818(日足・一目均衡表転換線)
下値1:108.751(100月移動平均線)
下値2:108.567(3/22安値、ピボット1stサポート)
下値3:108.456(3/12安値)
下値4:108.339(3/10-11安値、2/23~3/15の23.6%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:108.213(3/8安値、ピボットローブレイクアウト)
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