パイプドHD、前期経常を一転3%増益に上方修正・最高益、未定だった配当は2円増配

配信元:株探
投稿:2021/03/16 17:00
 パイプドHD <3919> が3月16日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。21年2月期の連結経常利益を従来予想の11億円→14.5億円(前の期は14億円)に31.8%上方修正し、一転して3.4%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.4億円→8.9億円(前年同期は8.5億円)に64.5%増額し、一転して4.9%増益計算になる。

 業績好調に伴い、従来未定としていた前期の年間配当は23円(前の期は21円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 新型コロナウイルス感染症が当社グループに与える影響が不透明であることから、令和3年2月期は想定できる範囲で幅を持たせた業績予想を開示しました。新型コロナウイルス感染症の拡大により、一部セグメントにおいて主に営業面で停滞が見られマイナスの影響を受けました。一方、情報資産プラットフォームセグメントは、特に第4四半期にSPIRAL ver.1で新型コロナウイルス感染症のワクチン接種やウェビナー申込等、新型コロナウイルス感染症対策に関連する急を要するシステム案件を多数受注し、業績面でプラスの影響を受けました。結果、想定よりもプラスの影響が大きいことから、連結業績予想を修正します。

 新型コロナウイルス感染症が当社グループに与える影響が不透明であることから、令和3年2月期は想定できる範囲で幅を持たせた業績予想の開示をしていたため、配当予想を未定としておりましたが、今回の業績予想の修正にともない配当予想を開示します。当社は、永続的な事業の遂行と発展を実現してゆくために、株主への利益還元が重要な経営施策の一つであると認識しており、利益剰余金を積極的に成長投資に活用するとともに、現金配当や自社株買い等の株主への利益還元によって資本効率を高めることが重要であると認識しております。以上から、令和3年2月期の期末配当は、1株当たり14円といたします。当期は1株当たり9円の中間配当を実施しておりますので、今回の期末配当と合わせた年間配当は1株当たり23円となり、前期から2円の増配となります。
配信元: 株探

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