「仕掛け的な動き」に気を付けながら…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2021/03/16 10:29

◆ 一旦“上値追い”も、“膠着”変わらず… - 109円前半


昨日は“3/9高値(109.231円)”を突破すると、昨年20/6/8以来となる“109.361円”まで上値を伸ばす場面が見られました。
しかし「FOMC」「日銀会合」を控えるスケジュール感もあり、その後は“様子見ムード”に傾斜しています。
NYダウは“7日続伸(4日連続の最高値更新)”、S&P500は“5日続伸(3日連続で最高値更新)と「リスク選好姿勢」は健在であり、一方の米10年債利回りも“1.60%超で高止まり”と「金利選好姿勢」も陰っていませんが、ドル円は“109円前半”にて膠着しています。

◆ 本日も基本は「同様の展開」…?


ビッグイベントを控えるスケジュール感を鑑みれば、本日も「同様の展開」が想定されるところです。
しかしこれまた昨日同様、「仕掛け的な動き」が入らないとも限らない…?

チャート上のポイントは、下が“200週移動平均線(108.999円)”、上が“昨日高値(109.361円)”です。
「当該レンジ内の揺れ動き(小動き)」が基本と見つつ、やはり「不意な動意(仕掛け的な動き)」には注意しておきたいところです。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン


上値5:109.846(20/6/5高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:109.690(20/6/8高値)
上値3:109.582(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:109.361(3/15高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:109.212(50月移動平均線)
前営業日終値:109.127
下値1:109.000(大台、200週移動平均線)
下値2:108.913(3/15安値、3/10~3/15の50%押し、ピボット1stサポート)
下値3:108.729(3/10~3/15の61.8%押し、100月移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値4:108.599(+1σ)
下値5:108.456(3/12安値、ピボットローブレイクアウト)

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想