注目銘柄ダイジェスト(前場):アイル、ティーライフ、イグニスなど

配信元:フィスコ
投稿:2021/03/08 11:55
アイル<3854>:1749円(+182円)
大幅反発。先週末に上半期決算を発表、営業利益は9.5億円で前年同期比22.2%減益、従来計画の7.9億円を上振れた。また、通期予想は従来の12億円から16億円、前期比5.9%減に上方修正。2度目の緊急事態宣言による業績への影響は想定よりも限定的だったもよう。年間配当金計画も従来の12円から15円に引き上げている。また、複数ネットショップ一元管理クラウドサービスのJR東日本グループやマルイとの連携も発表している。


ティーライフ<3172>:1329円(+97円)
大幅反発。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は4.6億円で前年同期比78.2%増益、第1四半期の同75.5%増から増益率はやや拡大する形に。通期予想は従来の5.3億円から7億円、前期比41.1%増に上方修正。ECモールでの巣ごもり需要に対応した商品が引き続き好調に推移したほか、プロパティ事業においても、賃貸稼働率向上や他社出荷業務の受託量が拡大した。年間配当金も従来計画の30円から44円にまで引き上げている。


日本製鉄<5401>:1767.5円(+66円)
大幅続伸。先週末に中長期経営計画を発表している。鹿島地区の第3高炉を含む上工程と厚板工程を25年3月期下期に停止する予定など、追加の構造改革策などを示している。一方、自動車用超ハイテン鋼の生産増強など、高級品の構成比上昇を目指している。構造改革効果は、昨年2月に掲げた1000億円から500億円上積みへ。なお、ゴールドマン・サックス証券では「コンビクション・リスト」に新規採用としている。


イグニス<3689>:2242円 カ
ストップ高買い気配。MBO(経営陣による自社買収)を実施すると発表している。買付価格は1株につき3000円(5日終値は1842円)で、期間は8日から4月19日まで。公開買付者は米投資ファンドのベインキャピタルとイグニス社長らが主要株主を務めるi3(東京都千代田区)。イグニスはMBOへの応募を推奨している。i3はイグニス株の非公開化を企図しており、同社株は上場廃止となる予定。


BASE<4477>:10050円(-200円)
朝高後、マイナス転換。ネットショップ作成サービス「BASE」のショップ開設数が140万ショップを突破したと発表している。また、2月に実施した「直近1年以内にネットショップを開設する際に利用したネットショップ作成サービスの調査」でネットショップ開設実績が4年連続でトップになった。今後、ショップオーナーの負担を軽減するために顧客管理機能のアップデートなどを予定しているという。


重松製作<7980>:1038円(+69円)
大幅に続伸。21年3月期の営業利益を従来予想の5.50億円から7.20億円(前期実績3.07億円)に上方修正している。新型コロナウイルス感染拡大による感染症対策用保護具の受注が好調を維持しているほか、主要顧客の製造業からの受注の落ち込みが想定より縮小すると見込む。期末配当は従来予想の10.00円から12.50円(前期末実績10.00円)に増額修正した。年間配当は同額。 <ST>
配信元: フィスコ

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