オシレーター系指標ではもう一段の下押しを示唆
【注目メルクマール】SSTC(スローストキャスティクス)
【見通し】SSTCの交差未達継続なら、「1.05700NZドル」付近までの下押しも
豪ドル/NZドル・日足チャートの注目ポイントとして観察していた、「BB(ボリンジャーバンド)・+2σライン付近でのローソク足上値抑制」かつ「SSTC(スローストキャスティクス)の“デッド・クロス”」ですが、24日時点で、パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)の「売りサイン転換」も伴いながら示現していることが視認できます。(上図赤色三角印および水色丸印)
上述したメルクマールとともに、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態となっていること、3) ローソク足が21日MAおよび青色の雲(=サポート帯、先行スパン)を下回っていること、そして、4) BB・±2σラインが21日MAに対してパラレルとなっていることを合わせると、豪ドル/NZドルは、レンジ相場を形成する中での下押しの時間帯であると判断します。
足もとで注目すべきポイントは、今後のSSTCの動向(/形状変化)。
本稿執筆(26日午前)時点では、オシレーター系指標であるSSTCを構成する2本の線が交差未達の状態で右肩下がり推移となっていることが視認できます。(上図A)
オシレーター系指標特有の“フェイク(ダマし)”にも十分留意しつつ、今後、SSTCが20%ライン付近で交差した後に右肩上がりとなる“ゴールデン・クロス”が視認できるまで、豪ドル/NZドルは徐々に下値を切り下げる相場展開となりそうです。
その場合の下値メドは、下値支持線として機能するBB・-2σライン(≒1.05700NZドル、上図黄色矢印)付近を想定すべきでしょう。
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