ナカボテック、今期経常を64％上方修正、配当も90円増額

　ナカボーテック <1787> [ＪＱ] が2月8日大引け後(16:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常損益(非連結)は5.8億円の黒字(前年同期は0.5億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の6.7億円→11億円(前期は6.6億円)に64.2％上方修正し、増益率が0.9％増→65.7％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の6.8億円→11.1億円(前年同期は10.4億円)に63.2％増額し、一転して6.3％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の130円→220円(前期は130円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の経常利益は前年同期比84.3％増の5.9億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の10.3％→16.6％に急上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当期につきましては、期初から港湾及びRCの大型案件の出件が相次ぎ、新型コロナウイルス感染症の影響も最小限に留まりましたことから、通期の売上高は前回予想を上回る見込みとなりました。　また、増収に伴い、営業利益、経常利益及び当期純利益につきましても、上記の通り前回予想を上回る見込みです。

　　当社は、株主への中長期的な利益還元を充実させるため、配当性向70%を目途として株主配当を実施することとしております。　当期の期末配当予想につきましては、上記業績予想の修正を踏まえ、1株当たり220円に修正いたします。