NYコラム（5日）ダウ平均は5日続伸スタートか⁈−雇用統計でNFPは市場予想を下回る

NY株式市場（5日）追加経済対策への期待感は根強い−米企業の決算発表はピークを超える

5日のニューヨーク株式市場でダウ平均は5日続伸して取引が始まりそうだ。

ニューヨーク株式市場では、バイデン政権による追加経済対策の進展期待が根強いことから前日までの良好な地合いを踏襲しよう。

ダウ平均は先月20日に付けた終値ベースの過去最高値（3万1188ドル）を意識しながら寄り付きを迎えそうだ。

取引開始前に発表された1月雇用統計で非農業部門雇用者数は4.9万人増加と市場予想（10.0万人増）を大きく下回った。ただ、同時に発表された失業率は6.3％と市場予想（6.7％）を上回る改善となったことから、雇用統計の結果自体で良好な地合いに水を差すことはなさそうだ。

ただ、ダウ平均は昨日までの4日続伸で1000ドル以上上昇して過去最高値に接近したほか、週末を迎えたことから上値では利益確定売りをこなす必要があろう。

今週までに主力企業の決算発表がピークを超えたほか、月初めの重要な経済指標の発表も通過したことから好材料出尽くしでポジション調整の売り圧力も意識せざるを得ない1日となる。