高田工、非開示だった今期経常は20%減益、未定だった配当は10円実施

配信元:株探
投稿:2021/02/04 15:30
 高田工業所 <1966> [東証2] が2月4日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.6%減の18.3億円に減った。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比20.2%減の18億円に減る見通しを示した。

 会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常損益は0.3億円の赤字(前年同期は3.3億円の黒字)に転落する計算になる。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は10円(前期は記念配当10円を含む20円)実施する方針とした。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の6.5億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.7%→5.4%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  通期業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の収束の目途が立っておらず、当該感染症が業績に与える影響を合理的に算定することが困難であることから未定としておりましたが、この度、現段階で入手可能な情報や予測等に基づき業績予想を算定いたしました。 個別業績につきましては、お客様の国内設備の定期修理工事がメジャー年であり、当該工事案件の受注確保により業績は順調に推移し、前期を上回ることが見込まれます。一方で、連結業績につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、海外子会社の所在する地域において活動が制限されたこと等により、売上高や利益の減少が見込まれます。

  令和3年3月期の配当予想につきましては、未定としておりましたが、この度、現段階で入手可能な情報や予測等に基づき、通期業績予想を算定したことに伴い、期末配当を算定いたしました。 なお、当社が発行する普通株式と権利関係の異なる種類株式(B種株式)の期末配当予想につきましては、配当年率が令和3年4月1日の日本円TIBOR(6ヶ月物)に1.00%を加えた率による予定のため、現時点では未定とさせていただきます。(注)上記の業績予想及び配当予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成されたものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合がございます。今後、業績予想及び配当予想の修正が必要と判断される状況となった場合には、速やかに開示いたします。
配信元: 株探

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