ダイセル、今期経常を28%上方修正

配信元:株探
投稿:2021/02/03 13:30
 ダイセル <4202> が2月3日後場(13:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比16.7%減の202億円に減った。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の230億円→295億円(前期は317億円)に28.3%上方修正し、減益率が27.6%減→7.2%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の128億円→193億円(前年同期は131億円)に50.6%増額し、一転して47.3%増益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比79.0%増の100億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.7%→9.1%に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当第3四半期連結累計期間の経営成績は、自動車生産などの需要回復によって関連する当社製品の販売数量を伸ばしたことや、徹底したコストダウンを実行したことなどにより、各セグメントで想定を上回る結果となりました。第4四半期は、新型コロナウイルスの感染再拡大や半導体不足による自動車生産への影響など先行き不透明な状況ではありますが、第3四半期連結累計期間の経営成績、需要予測や販売価格の是正などを踏まえ、2020年11月6日に公表した2021年3月期通期連結業績予想を上記の通り上方修正いたしました。※ 上記業績予想数値は、現時点で入手された情報に基づき判断したものであり、実際の業績は様々な要因により、これらの業績予想とは異なることがありうることをご承知おきください。
配信元: 株探

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