日ハム、今期税引き前を3%上方修正

配信元:株探
投稿:2021/02/01 13:30
 日本ハム <2282> が2月1日後場(13:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比32.8%増の443億円に拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の380億円→390億円(前期は270億円)に2.6%上方修正し、増益率が40.5%増→44.2%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前利益も従来予想の92.7億円→102億円(前年同期は120億円)に10.8%増額し、減益率が23.2%減→15.0%減に縮小する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結税引き前利益は前年同期比15.2%減の156億円に減った。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 《連結》 売上高につきましては、前回予想と同水準となる見通しです。 事業利益につきましては、加工事業において、引き続き内食需要の拡大により主力ブランド商品の販売が堅調に推移し、利益率も改善したことに加え、食肉事業においても国産鶏肉の相場上昇基調が継続したことなどにより、前回予想を上回る見通しです。税引前利益につきましては、持分法適用会社であるPanus Poultry Group Co., Ltd.(以下、パナス社)に関する減損損失として合計7,076百万円を計上したことなどもあり、前回予想と比較して微増となる見通しです。なお、親会社の所有者に帰属する当期利益につきましては前回予想と同水準となる見通しです。《個別》新型コロナウイルス感染症の影響による内食需要の高まりを受け、量販店向けの販売が好調に推移している一方、外食向けなどの業務用商品については厳しい状況が継続しており、売上高は前回予想を若干下回る見通しです。経常利益につきましては、加工事業において、内食需要の拡大により主力ブランドの販売が伸長し、利益率も改善したことに加え、食肉事業においては、国産鶏肉・国産豚肉の相場が堅調に推移したことにより、前回予想を上回る見通しです。一方、当期純利益につきましては、連結子会社であるS.A.E Holding Pte. Ltd.(以下、S.A.E社)株式の減損処理に伴い、関係会社株式評価損7,553百万円を特別損失に計上したことなどから、前回予想を下回る見通しです。※パナス社に関する減損損失(連結決算)及びS.A.E社株式に関する特別損失(個別決算)の計上につきましては、本日公表した「持分法で会計処理されている投資の減損損失(連結決算)及び連結子会社株式の減損処理による特別損失(個別決算)の計上に関するお知らせ」をご参照ください。
配信元: 株探

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