トーメンデバ、今期経常を54%上方修正、配当も40円増額

配信元:株探
投稿:2021/01/28 13:00
 トーメンデバイス <2737> が1月28日後場(13:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.1%増の35.6億円となった。
 併せて、通期の同利益を従来予想の28億円→43億円(前期は43.7億円)に53.6%上方修正し、減益率が36.0%減→1.7%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.8億円→26.8億円(前年同期は25億円)に2.3倍増額し、一転して6.9%増益計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の120円→160円(前期は150円)に大幅増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比14.7%増の19.4億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の2.6%→2.4%とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年3月期通期連結業績予想につきまして、新型コロナウィルス感染症の影響を鑑み算定しておりますが、先行して回復した中国市場を中心に想定より早期に回復したこと、5Gスマートフォンや働き方の変化などによるIT需要が底堅く推移したこと、下落が続いていたメモリー市況についても緩やかに回復が見込まれること等により、売上高および利益が計画を上回る見込みであることが判明いたしました。 以上のことから2020年5月22日に公表した業績予想を修正するものであります。 また、半導体の需要増加に伴う納期遅延などの懸念材料が存在しますが、現時点において当社に与える影響は軽微であります。 なお、新型コロナウィルス感染症の拡大について、現時点では世界的にも拡大傾向にあり、収束時期は見通せない状況でありますので、今後の状況次第では変更が生じる可能性があります。

  当期の業績は、2020年5月22日に公表した業績予想を上回る売上高および利益となる見込みであります。当社の配当方針は、連結業績に応じた業績連動型の配当であり、安定的な配当の継続を目指し、配当性向の引き上げを図っていくこと、並びに経済環境への変化と資金需要等を勘案し柔軟に対処する方針のもと、総合的に検討した結果、配当金を40円増配の160円(連結配当性向34.00%)へと修正いたしました。 また、内部留保につきましては、経営基盤の強化、事業拡大に伴う資金需要への充当及び財務体質の強化に活用する考えです。
配信元: 株探

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