Nフィールド、前期経常を29%上方修正・最高益予想を上乗せ

配信元:株探
投稿:2021/01/27 15:00
 N・フィールド <6077> が1月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の6億円→7.7億円(前の期は4.8億円)に28.8%上方修正し、増益率が24.7%増→60.7%増に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の経常利益も従来予想の3.3億円→5億円(前年同期は3.5億円)に51.5%増額し、一転して43.4%増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当事業年度における訪問看護事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、2事業所の一時休止や緊急事態宣言中に一部ご利用者様からの訪問キャンセル等がありましたが、事業所の一時休止が短期間であったことや、キャンセルに対しては当社の感染防止対策取組状況等をご利用者様及び関係機関等にご説明し訪問の実施に努めるなどしたことから、新型コロナウイルス感染症による訪問看護実施に対する大きな影響はございませんでした。しかし、看護師数が計画未達であることなどから売上高は計画を1.1%下回る見込みです。なお、住宅支援事業及び相談支援事業におきましては、相談・依頼が旺盛で契約件数が増加したため、売上高計画を住宅支援事業で8.2%、相談支援事業で15.7%それぞれ上回る見込みですが、全体の売上は計画を僅かに下回る見込みです。利益面につきましては、看護師数が計画未達となったため労務費負担が軽減された一方で、近年継続して注力している教育の効果等による経験や技能の向上等を通じて看護師一人当たりの月間訪問件数が計画を上回って推移したことで利益率が改善したことや、住宅支援事業や相談支援事業の契約件数が引き続き好調に推移したことなどから売上高の確保ができたため、営業利益及び経常利益は計画を上回る見込みです。また、経常利益の計画比増加に伴い税引前当期純利益が計画を上回ったことから法人住民税均等割の負担率が低下するなど、実効税率が当初見積もりを下回った結果、当期純利益につきましても計画を上回る見込みです。なお、新型コロナウイルス感染に対する不安を抱える中、通常通りサービスを提供し続けた全従業員に感謝の意を表するため、第2四半期累計期間に続き、冬季賞与支給時においても既定の賞与に加え感謝金(総額54百万円、当事業年度合計では87百万円)を追加支給しております。(注)上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて算定しておりますが、今後様々な要因によって、実際の業績は予想数値と異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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