パシフィックネット<3021>は14日、2021年5月期第2四半期(20年6月-11月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比12.7%増の24.75億円、営業利益は同72.6%増の3.56億円、経常利益は同73.2%増の3.55億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同83.4%増の2.38億円となった。営業利益・経常利益・純利益で四半期の過去最高を更新した。また、半期業績としても、売上高・各利益いずれも過去最高を更新した。
ITサブスクリプション事業の売上高は前年同期比45.5%増の14.57億円、セグメント利益は同99.7%増の2.57億円となった。第2四半期については、今期はコロナ禍で受注ペースがダウンしたが、前期からの好調な受注によるストック積み上げがサブスクリプション収益の拡大につながり、短期レンタルの受注も好調に推移した。この結果、特別賞与や戦略投資によるコスト増をカバーし、売上高は1.45倍、セグメント利益は前年同期比約2倍となり、将来収益のストックも拡大した。
ITAD事業の売上高は前年同期比3.8%減の9.43億円、セグメント利益は同46.0%増の3.33億円となった。使用済み情報機器の回収台数は、第2四半期(9~11月)は回復基調となったが、コロナ禍による第1四半期の減少の影響から、第2四半期累計では前年比減少となった。しかし、データ消去の受注は好調に推移するとともに、在庫回転率の向上、業務IT化推進による生産性向上などの諸施策の効果により収益性がさらに向上した結果、売上高は若干の減収だったが、特別賞与計上後でもセグメント利益は前年同期比1.46倍となった。
コミュニケーション・デバイス事業の売上高は前年同期比64.2%減の0.77億円、セグメント損失は0.08億円となった。観光需要の減少の影響を受け大幅な減収となったが、withコロナを見据えた大型受注や国内旅行の一部回復等により、損失額は減少した。日本旅行業協会による団体旅行での三密を避ける施策として「ガイドレシーバーを利用したガイディング等を行うこと」との推奨がされた結果、旅行代理店や観光名所からのイヤホンガイド(R)への問い合わせは続いている。コロナ収束後の需要反転を見据え、三密回避ツールとしての認知拡大、顧客開拓等を進めている。なお、当セグメントはコロナ禍の影響を一番大きく受けているが、他セグメントに比べて規模が小さく固定費も低いことから、コロナ禍を最大限見積もっても、連結業績に対する影響は限定的と想定している。
第3~第4四半期は、過去最高となった第2四半期累計を超える業績を見込んでいるが、コロナ禍の不確実性等を考慮し、2021年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.5%増の50.00億円、営業利益が同20.8%増の5.00億円、経常利益が同22.4%増の5.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.0%増の3.30億円とする期初計画を据え置いている。
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ITサブスクリプション事業の売上高は前年同期比45.5%増の14.57億円、セグメント利益は同99.7%増の2.57億円となった。第2四半期については、今期はコロナ禍で受注ペースがダウンしたが、前期からの好調な受注によるストック積み上げがサブスクリプション収益の拡大につながり、短期レンタルの受注も好調に推移した。この結果、特別賞与や戦略投資によるコスト増をカバーし、売上高は1.45倍、セグメント利益は前年同期比約2倍となり、将来収益のストックも拡大した。
ITAD事業の売上高は前年同期比3.8%減の9.43億円、セグメント利益は同46.0%増の3.33億円となった。使用済み情報機器の回収台数は、第2四半期(9~11月)は回復基調となったが、コロナ禍による第1四半期の減少の影響から、第2四半期累計では前年比減少となった。しかし、データ消去の受注は好調に推移するとともに、在庫回転率の向上、業務IT化推進による生産性向上などの諸施策の効果により収益性がさらに向上した結果、売上高は若干の減収だったが、特別賞与計上後でもセグメント利益は前年同期比1.46倍となった。
コミュニケーション・デバイス事業の売上高は前年同期比64.2%減の0.77億円、セグメント損失は0.08億円となった。観光需要の減少の影響を受け大幅な減収となったが、withコロナを見据えた大型受注や国内旅行の一部回復等により、損失額は減少した。日本旅行業協会による団体旅行での三密を避ける施策として「ガイドレシーバーを利用したガイディング等を行うこと」との推奨がされた結果、旅行代理店や観光名所からのイヤホンガイド(R)への問い合わせは続いている。コロナ収束後の需要反転を見据え、三密回避ツールとしての認知拡大、顧客開拓等を進めている。なお、当セグメントはコロナ禍の影響を一番大きく受けているが、他セグメントに比べて規模が小さく固定費も低いことから、コロナ禍を最大限見積もっても、連結業績に対する影響は限定的と想定している。
第3~第4四半期は、過去最高となった第2四半期累計を超える業績を見込んでいるが、コロナ禍の不確実性等を考慮し、2021年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.5%増の50.00億円、営業利益が同20.8%増の5.00億円、経常利益が同22.4%増の5.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.0%増の3.30億円とする期初計画を据え置いている。
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