ジーフット、今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で65%の赤字

配信元:株探
投稿:2021/01/13 15:30
 ジーフット <2686> が1月13日大引け後(15:30)に決算を発表。21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結最終損益は87億円の赤字(前年同期は12.3億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の72.5億円の赤字→115億円の赤字(前期は44.5億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を64.9%毀損する規模となった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結最終損益も従来予想の3.8億円の赤字→46.3億円の赤字(前年同期は41.3億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である9-11月期(3Q)の連結最終損益は18.4億円の赤字(前年同期は9.2億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-4.5%→-10.0%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2021年2月期通期連結業績予想につきましては、2020年8月19日に新型コロナウイルス感染拡大の影響が2021年2月期末までは縮小しながらも継続すると想定して、数値を的確に算出することが困難であることから予想値をレンジ形式で公表いたしました。その後も新型コロナウイルス感染拡大の収束状況、及びそれに伴う生活様式や消費動向の変化など様々な要因により先行き不透明な経営環境が続き、直近までの業績動向を踏まえ、売上高、利益とも前回予想レンジの下限値を下回る見込みとなりましたので、通期連結業績予想を修正いたします。緊急事態宣言解除後、経済活動の再開に伴い一部回復の兆しが見られましたが、7月後半からの第2波、11月からの第3波と続き、新型コロナウイルス感染者の全国的な増加を受け外出自粛の動きが再び広がり、厳しい販売状況が続きました。また、スポーツ、アウトドアカテゴリーの強化やIT活用による業務の効率化などコスト構造改革に努めましたが、売上低迷の影響で値下げ販売が増加し、売上総利益率も想定より悪化いたしました。※ 上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により予想と大きく異なる場合があります。
配信元: 株探

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