上昇トレンド序盤を示唆するチャート形状
【注目ポイント】先行2スパン(≒1.06580NZドル)上抜け突破成否
【見通し1】上抜け突破なら、「1.07319NZドル」、ないしは、「1.07500NZドル」までの上値トライ
【見通し2】上値抑制+「1.06270NZドル」割れなら、「1.05590NZドル」付近までの下押しも
豪ドル/NZドルの喫緊のポイントとして着目する、ローソク足の先行2スパン(≒1.06580NZドル、上図黄色矢印)上抜け突破成否につき、18日時点では、上抜けを窺う相場付きとなっています。
上図チャートを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が右肩上がりであること、2) 遅行スパンがローソク足を上放れる“好転”(上図黄色丸印)となっていること、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、そして、4) DMI(方向性指数)で+DI>-DIとなり、その乖離が拡大する、いわゆる“ワニの口”となっている(上図赤色点線丸印)ことから、豪ドル/NZドル・日足チャートでは、上昇トレンドを示すチャート形状であると判断します。
その他メルクマールでは、a) ローソク足がBB(ボリンジャーバンド)・+1σラインと同・+2σラインの間を推移する“上昇バンドウォーク”となっていること、また、b) BB・±2σラインが21日MAに対して拡張する“エクスパンション”となっていることを合わせると、上述した通り、これからの時間にかけて、仮にローソク足が先行2スパン(≒1.06580NZドル)を上抜け突破※した場合は、「上値抵抗線突破」→「もう一段の上値トライ」への起点となりそうです。(※終値ベース判断)
18日時点の先行2スパンに関しては、直近高安(高値H:1.10440NZドル[8/18]、安値L:1.04198NZドル[12/1])を結んだFR(フィボナッチ・リトレースメント)・38.2%ラインと近似値であることから、喫緊の上値重要ラインとして捉えるべきでしょう。
仮に、当該ラインを上抜け突破した場合は、上述した高安を基点とするFR・50.0%ライン、いわゆる“半値戻し”水準である「1.07319NZドル」付近、ないしは、前回高値水準である「1.07500NZドル」(上図水色三角印および水色線)付近までの上値トライを想定すべきでしょう。
一方で、当該ラインで上値を抑制され、さらに、BB・+1σライン(≒1.06270NZドル)を下回る動きとなった場合は、遅行スパンの“好転フェイク(ダマし)”も伴いながら、「上値抵抗圧力の増大」→「上昇バンドウォーク崩れ」→「一旦下押しフロー」となる可能性も。その場合は、約1カ月間における市場参加者の平均コストを示す21日MA(≒1.05590NZドル)付近までの下押しを想定すべきでしょう。
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